用地測量
道路、河川、水路、ダム、公園等の新設、改修、拡幅等に当たり、用地取得のために行うものであり、これらの作業に当たっては、測量区域を管轄する法務局や自治体等において調査した資料に基づいて、地番ごとにそれぞれの境界点を現地で明確にし、これらを測量し、面積を算出するとともに必要な諸資料を作成します。用地測量の主な工程は、資料調査、境界確認、境界測量、用地実測図原図等の作成となります。
資料調査
土地の取得等に係る土地について、法務局等に備える地図、地図に準ずる図面、地積測量図等（公図等）の転写並びに土地及び建物の登記記録の調査を行い境界確認に必要となる公図等転写図、土地調査表等を作成します。
境界確認
公図等転写図、土地調査表等に基づき、関係権利者と現地において一筆ごとに土地の境界を確認し標杭を設置します。境界確認完了後は、土地境界確認書を作成し、関係権利者全員に確認したことの署名押印を求めます。
境界測量
境界確認にて同意を得た境界点を測定し、座標値を求めます。また隣接する境界点間の距離を測定し、精度の確認を行います。尚、境界測量の成果に基づき、各筆の面積を算出して面積計算書を作成します。
用地実測図原図等の作成
資料調査、境界確認、境界測量の成果に基づき、用地実測図データファイルを作成します。また用地平面図データファイルは用地実測図データファイルの必要項目を抽出するとともに建物等の主要地物を測定し作成します。